皆さん、こんにちは!グッドライフクリニック西町南です。
札幌市西区にあるグッドライフクリニック西町南では健康と運動を通して、患者様がより良い生活を送るために定期的な情報発信を行っております。
本記事は一般的な情報提供を目的として、個人の診断・治療のためには医師の診察を受けることを推奨します。
糖尿病と体重管理の重要性
糖尿病は単なる血糖値の病気ではなく、生活習慣全体に関わる慢性疾患です。特に体重管理は、糖尿病の発症予防だけでなく、進行の抑制や合併症の予防にも直結しています。
なぜ糖尿病患者は太りやすいのか?
糖尿病患者が太りやすい理由は、インスリン抵抗性により、体内の糖がエネルギーとして使われず脂肪として蓄積されやすくなるからです。また、一部の薬が食欲を増進させたり、血糖の急上昇・急降下が過食を誘発することもあります。
肥満と血糖コントロールの関係
肥満が進むと、インスリンの効きが悪くなり、さらに血糖コントロールが困難になります。つまり、痩せること自体が糖尿病の改善につながるのです。個人差はありますが、体重を5~10%落とすだけでも、インスリン感受性が改善され、薬の量を減らせることもあります。
痩せるために必要な基本戦略
糖尿病のある方が痩せるためには、単なる「食事制限」や「運動」では不十分です。血糖値の動きを理解し、それに合わせた生活を送ることがポイントになります。
カロリー制限だけでは不十分
よくある誤解が「カロリーを減らせば痩せる」というもの。しかし、糖尿病の人は糖質の摂り方や食べるタイミングによってインスリン分泌が変動しやすく、むしろ血糖が不安定になり、逆効果になることもあります。
糖質とインスリンの関係を理解する
糖質を摂取すると血糖値が上がり、インスリンが分泌されます。このインスリンが脂肪を溜め込む作用を持つため、高血糖+高インスリンの状態が続くと太りやすいのです。よって、糖質の量だけでなく質や食べる順番にも注意が必要です。
糖尿病治療薬と体重減少の関係
糖尿病薬の中には、体重増加を招くタイプと、逆に体重減少を促すタイプがあります。ここを理解して使い分けることが重要です。
体重が減るタイプの糖尿病薬とは
以下のような薬は、体重減少に寄与することが知られています
SGLT2阻害薬
尿に糖を出すことでカロリーを排出し、減量効果もある
GLP-1受容体作動薬
食欲を抑える効果があり、体重減少を期待できる
GLP-1受容体作動薬の注目度
近年注目されているのがGLP-1受容体作動薬(例:マンジャロ、オゼンピック、トルリシティ)。これらは食欲を自然に抑制し、食べ過ぎを防ぐ効果があります。しかも血糖コントロールも良好に保てるため、ダイエットと治療を同時に達成できる点が魅力です。
ただし、副作用(吐き気・便秘など)や価格面の課題もあり、医師の管理のもとで使用する必要があります。
痩せるための食事と運動の実践方法
薬だけでなく、生活習慣の改善があってこそ本当の効果が得られます。以下に具体的な方法を示します。
糖尿病患者に適した食事メニュー
・低GI食品(玄米、全粒粉パン、豆類)を選ぶ
・食物繊維を先に摂る(野菜→主食)ことで血糖値の急上昇を防ぐ
・間食はナッツやゆで卵など高たんぱく・低糖質に切り替える
これらを意識することで、血糖の安定とともに自然と体重も落ちやすくなります。
安全で継続できる運動とは
おすすめは以下のような低負荷・中強度の有酸素運動です
・毎日30分のウォーキング
・自宅でできるスクワットや体幹トレーニング
・食後に10分だけの軽いストレッチや散歩
血糖値のピークは食後1~2時間と言われているため、食後すぐの軽い運動が特に効果的です。
医師からのアドバイス
糖尿病で痩せるためには、単に「体重を落とす」だけでなく、血糖を安定させながら、継続可能な方法で行うことが最も重要です。
薬に頼りすぎず生活改善が鍵
GLP-1作動薬など効果的な薬もありますが、それだけでは根本解決になりません。食事、運動、睡眠、ストレス管理といった総合的な生活改善が、糖尿病治療の土台となります。
モチベーション維持のコツ
短期の成果を求めず、「1ヶ月に1kgの減量」など現実的な目標を持つことが大切です。また、体重よりも血糖値やHbA1cの変化に注目することで、モチベーションも維持しやすくなります。
まとめ
糖尿病患者が安全に痩せるためには、「薬」「食事」「運動」の三本柱が不可欠です。中でも、GLP-1受容体作動薬など、体重減少を助ける薬を正しく使いながら、低GI食品や食事順の工夫、軽い運動の習慣を取り入れることで、健康的に減量が可能になります。
医師の管理のもとで適切に治療を続けることが、将来の合併症予防やQOL向上に繋がります。
院長紹介
医療法人グッドライフグループ/グッドライフクリニック西町南
理事長/院長 野呂昇平(のろしょうへい)
旭川医科大学卒業
- 日本救急医学会 救急科専門医
- 日本産業衛生学会 産業衛生専攻医
- 日本脳神経外科学会 専門医
- 日本脳神経血管内治療学会 専門医
- 日本脳卒中学会 専門医
- 日本医師会認定健康スポーツ医
- 日本医師会認定産業医
- 健康運動指導士
- JATEC インストラクター
- ICLS認定インストラクター

ご挨拶
グッドライフクリニック西町南の野呂昇平と申します。
脳神経外科医として多くの手術症例や研究を経て、救急科専門医として札幌孝仁会記念病院(旧北海道大野記念病院)で西区や手稲区を中心に救急症例を診てきました。
2021年8月に現在の西町南に生活習慣病や在宅医療を中心に行う「グッドライフクリニック西町南」を開業。
2024年4月より医療法人グッドライフグループを設立。同時にクリニックの拡張工事を行い、生活習慣病や肥満外来以外にも新たに一般内科や通所リハビリテーション機能を備えたクリニックとして体制を整えました。
当院の特徴
① 幅広い疾患への対応と札幌市でも少ない生活習慣病に特化した外来
外科医、救急医としての専門性を基盤にし、生活習慣病や緊急疾患に対する診療を数多く行ってきました。メディカルフィットネスを併設しており、運動と食事を中心に丁寧な外来診療を心掛けております。
電話かオンラインでの予約制のため、受付~会計まで30分以内を目標にスタッフ一同努力しております。
② 充実した在宅医療、自慢のスタッフ
当院では訪問診療だけではなく、訪問看護、訪問リハビリテーションを行っており、通院が困難な患者様に対して医療保険と介護保険を利用したサービスを提供しております。私自身も救急医として、通常の在宅医が困難な処置や急変時の対応を得意としております。
当院の在宅医療の最大の特徴は訪問リハビリテーションです。「脳卒中」「運動器」「心血管」を専門とする多くの理学療法士が所属しており、スタッフの自己研鑽によりほとんどが健康運動指導士や公認パーソナルトレーナーなどの資格を有しております。
③ 積極的な予防医学の実施
当院では一般的な健診はもちろんのこと、該当する方には、医師、保健師、管理栄養士による特定保健指導を行います。積極的支援の対象の方は、併設するメディカルフィットネスを利用し、運動食事プログラムを行います。
また産業医の活動の一環として、企業で生活習慣病を指摘された方の診察や保健指導、集団予防接種を積極的に行っております。
健康教育の普及のために地区センターへの講演会、健康運動教室も定期的に開催しております。
外来紹介
- 生活習慣病外来
- 肥満外来
- 小児肥満外来
- 睡眠時無呼吸外来
- 禁煙外来
- 頭痛外来
- アレルギー外来
- 各種ワクチン接種

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