皆さん、こんにちは!グッドライフクリニック西町南です。
札幌市西区にあるグッドライフクリニック西町南では健康と運動を通して、患者様がより良い生活を送るために定期的な情報発信を行っております。
本記事は一般的な情報提供を目的として、個人の診断・治療のためには医師の診察を受けることを推奨します。
糖尿病とは?まずは病気の正体を理解しよう
糖尿病とは、血液中のブドウ糖(血糖)が慢性的に高い状態が続く病気です。大きく分けて 「1型糖尿病」、 「2型糖尿病」、 「妊娠糖尿病」 などがありますが、成人に多いのは 「2型糖尿病」 で、これは主に生活習慣が深く関与しています。
通常、私たちが食事を摂ると、体内で血糖が上昇します。このとき、すい臓から分泌されるインスリンというホルモンが働き、血糖値を下げます。しかし、糖尿病ではこのインスリンの働きが弱まったり、分泌自体が不十分だったりして、血糖が下がらなくなります。
初期には自覚症状が乏しく、症状に気づいたときには病気がある程度進行していることもあります。代表的な症状には以下のようなものがあります。
- ・口の渇き
- ・頻尿
- ・体重減少
生活習慣の乱れがもたらす糖尿病リスク
糖尿病の原因として最もよく指摘されるのが「生活習慣の乱れ」です。中でも重要なのは「食事」と「運動習慣」の2つです。
食生活の偏りと過食
現代人の食生活は糖質に偏りがちです。白米やパン、スイーツ、ジュースなど、高糖質の食品を多く摂取すると、血糖値が急激に上昇しやすくなります。また、加工食品や外食に多く含まれる飽和脂肪酸やトランス脂肪酸の過剰摂取は、インスリンの作用に影響を与える可能性があると報告されています。
さらに、食べ過ぎや間食の習慣が続けば、当然カロリーオーバーとなり、体脂肪が増加。これがインスリン抵抗性(インスリンが効きにくくなる状態)を引き起こし、糖尿病リスクを高めるのです。
運動不足と肥満
日常的に運動をしない人は、消費エネルギーが少なくなり、血糖が余りやすくなります。さらに筋肉量が少ないと、インスリンによる血糖取り込みが十分に行われず、血糖値のコントロールが困難になります。
特に内臓脂肪型肥満(いわゆる「メタボ体型」)は、糖尿病のリスクを著しく上げることが複数の研究で報告されています。
遺伝や体質も無関係ではない
糖尿病は「生活習慣病」と呼ばれていますが、必ずしも生活習慣だけが原因ではありません。遺伝的な体質や人種的な特性も発症リスクに関与していることがわかっています。
⚠ 注意:家族歴がある人は特にリスクが高い
特に2型糖尿病は、食事や運動だけでなく遺伝的要素が大きく関係します。親や兄弟姉妹に糖尿病の方がいる場合、自分も発症しやすい傾向があります。
研究では、TCF7L2・KCNJ11・FTOなどの遺伝子が糖尿病の発症に関連するとされており、これらはインスリンの分泌や感受性に影響を与えることが示されています。
ただし、遺伝があっても生活習慣次第で予防可能です。発症を防ぐためには、早期検査と日常の管理がカギとなります。
アジア人に多い体質的リスク
実は、アジア人はもともとインスリンの分泌能力が低い傾向があります。そのため、少しの肥満や食べ過ぎでも血糖値が上がりやすく、糖尿病を発症しやすいのです。
これは自分では変えられない体質の一部ですが、その分早めの対策が重要です。体質を理解し、生活を整えることでリスクを減らすことができます。
現代特有の要因:ストレス・睡眠・環境
一見関係なさそうに思える「ストレス」や「睡眠不足」も、糖尿病のリスクを高める大きな要因のひとつです。
慢性的なストレスを感じると、体内で「コルチゾール」というホルモンが多く分泌されます。このホルモンには血糖値を上げる働きがあるため、ストレス状態が続くとインスリンの効果が弱まり、血糖コントロールが乱れやすくなります。
また、睡眠不足や質の低い睡眠が続くと、ホルモンバランスが乱れ、食欲をコントロールするレプチンとグレリンにも影響を及ぼします。その結果、過食につながりやすくなり、肥満→糖尿病という悪循環に陥る可能性があります。
現代は、テレワーク・スマホの普及などで身体を動かす時間が減りがちです。
便利な生活の中に、運動不足・ストレス過多・睡眠の質の低下といった、糖尿病を招く要素が潜んでいるのです。
糖尿病予防は「知ること」から始まる
糖尿病は「発症してからでは遅い」病気です。なぜなら、血糖値の異常は血管や神経にダメージを蓄積させ、視力低下・腎機能障害・足の血流障害といった合併症を引き起こすおそれがあるからです。
だからこそ、まずは糖尿病の原因やリスクを正しく知ることが重要です。今日からできる予防習慣を、以下のように一つずつ取り入れてみましょう。
- ✅ 1日30分程度のウォーキングを習慣にする
- ✅ 間食を控え、野菜から食べ始める
- ✅ 定期的に健康診断を受け、血糖値をチェック
- ✅ 趣味や運動、カウンセリングなどでストレスを解消
- ✅ 睡眠時間を確保し、生活リズムを整える
糖尿病は、正しい知識と日々の積み重ねで十分にコントロールできる病気です。まずは「知ること」から一歩を踏み出しましょう。
まとめ ~糖尿病の原因を知り、正しく予防しよう~
糖尿病は、食生活の乱れ・運動不足・遺伝・ストレス・睡眠不足など、さまざまな要因が重なって発症する病気です。いったん発症すると長期的な管理が必要となり、生活にも大きな影響を与える可能性があります。
しかし、リスクを正しく理解し、生活習慣を見直すことで、糖尿病は十分に予防することが可能です。自分の身体と向き合い、少しずつ良い習慣を積み重ねることが健康への第一歩です。
今日からできることを、できる範囲で。あなたの「予防」は、未来の自分を守る力になります。
院長紹介
医療法人グッドライフグループ/グッドライフクリニック西町南
理事長/院長 野呂昇平(のろしょうへい)
旭川医科大学卒業
- 日本救急医学会 救急科専門医
- 日本産業衛生学会 産業衛生専攻医
- 日本脳神経外科学会 専門医
- 日本脳神経血管内治療学会 専門医
- 日本脳卒中学会 専門医
- 日本医師会認定健康スポーツ医
- 日本医師会認定産業医
- 健康運動指導士
- JATEC インストラクター
- ICLS認定インストラクター

ご挨拶
グッドライフクリニック西町南の野呂昇平と申します。
脳神経外科医として多くの手術症例や研究を経て、救急科専門医として札幌孝仁会記念病院(旧北海道大野記念病院)で西区や手稲区を中心に救急症例を診てきました。
2021年8月に現在の西町南に生活習慣病や在宅医療を中心に行う「グッドライフクリニック西町南」を開業。
2024年4月より医療法人グッドライフグループを設立。同時にクリニックの拡張工事を行い、生活習慣病や肥満外来以外にも新たに一般内科や通所リハビリテーション機能を備えたクリニックとして体制を整えました。
当院の特徴
① 幅広い疾患への対応と札幌市でも少ない生活習慣病に特化した外来
外科医、救急医としての専門性を基盤にし、生活習慣病や緊急疾患に対する診療を数多く行ってきました。メディカルフィットネスを併設しており、運動と食事を中心に丁寧な外来診療を心掛けております。
電話かオンラインでの予約制のため、受付~会計まで30分以内を目標にスタッフ一同努力しております。
② 充実した在宅医療、自慢のスタッフ
当院では訪問診療だけではなく、訪問看護、訪問リハビリテーションを行っており、通院が困難な患者様に対して医療保険と介護保険を利用したサービスを提供しております。私自身も救急医として、通常の在宅医が困難な処置や急変時の対応を得意としております。
当院の在宅医療の最大の特徴は訪問リハビリテーションです。「脳卒中」「運動器」「心血管」を専門とする多くの理学療法士が所属しており、スタッフの自己研鑽によりほとんどが健康運動指導士や公認パーソナルトレーナーなどの資格を有しております。
③ 積極的な予防医学の実施
当院では一般的な健診はもちろんのこと、該当する方には、医師、保健師、管理栄養士による特定保健指導を行います。積極的支援の対象の方は、併設するメディカルフィットネスを利用し、運動食事プログラムを行います。
また産業医の活動の一環として、企業で生活習慣病を指摘された方の診察や保健指導、集団予防接種を積極的に行っております。
健康教育の普及のために地区センターへの講演会、健康運動教室も定期的に開催しております。
外来紹介
- 生活習慣病外来
- 肥満外来
- 小児肥満外来
- 睡眠時無呼吸外来
- 禁煙外来
- 頭痛外来
- アレルギー外来
- 各種ワクチン接種

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