肥満外来、生活習慣病に特化した完全予約制クリニック

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睡眠時無呼吸症候群について

 睡眠時無呼吸症候群(SAS)は、睡眠中に呼吸が一時的に停止するか、著しく減少する状態を指します。これは、気道が閉塞することや、脳が適切に呼吸を指示しないことによって引き起こされます。無呼吸状態が繰り返されると、十分な睡眠が得られず、日中の眠気や集中力の低下、高血圧、心疾患、脳卒中などの健康リスクが高まります。

症状

  • 大きないびき
  • 夜間の頻繁な覚醒
  • 起床時の頭痛
  • 日中の過度な眠気
  • 集中力の低下
  • 記憶力の低下
  • 口喝や喉の渇き

検査方法

当院では、日本光電の携帯用睡眠時無呼吸検査装置SAS-2200を用いて、患者様の自宅で簡単かつ快適に検査を行うことができます。

検査の流れ

1.初診とカウンセリング

・睡眠の問題や症状について詳細にお聞きします。

・必要に応じてSAS-2200の使用方法について説明します。

2.自宅での検査

・患者様はSAS-2200を装着し、自宅で一泊二日の検査を行います。

・検査装置は呼吸のパターン、酸素濃度、心拍数などを記録します。

3.データ解析と診断

・記録されたデータを基に、睡眠専門医が解析し、診断を行います。

・診断結果に基づき、適切な治療法を提案します。

治療方法

1.生活習慣の改善

 体重管理や適切な運動、アルコールや喫煙の制限など、生活習慣の見直しを行います。

2.CPAP(持続陽圧呼吸療法)

 睡眠中に気道を開放するための装置を使用します。CPAP装置は、鼻マスクを通じて適切な圧力で空気を送り込み、気道の閉塞を防ぎます。

3.口腔内装置

 軽度から中等度のSASの場合、特別なマウスピースを使用することがあります。これは、下顎を前方に保持することで気道を広げ、呼吸を楽にします。

4.外科的治療

 重度のSASや他の治療法が効果を示さない場合、外科的治療が選択されることがあります。手術によって気道を拡げることで、無呼吸の発生を防ぎます。

生活習慣病との関係

睡眠時無呼吸症候群は、生活習慣病との関連が深く、特に高血圧、糖尿病、肥満、心血管疾患などの発症リスクを高めます。以下のグラフや表は、睡眠時無呼吸症候群と生活習慣病の関係、発症率、死亡率を示しています。

睡眠時無呼吸症候群の発症率

年齢層男性の発症率女性の発症率
30ー39歳4%2%
40ー49歳8%3%
50-59歳13%5%
60ー69歳17%9%

睡眠時無呼吸症候群と死亡率

重症度死亡率(5年間)
軽度2%
中等度6%
重度12%

治療による改善効果

適切な治療を受けることで、睡眠時無呼吸症候群の症状は大幅に改善されます。特にCPAP療法は非常に効果的であり、多くの患者様が以下のような改善を実感しています。

①無呼吸・低呼吸指数(AHI)の減少

 治療前と比較して50%以上の減少が見られます。

②日中の眠気の改善

 エプワース眠気尺度(ESS)が平均で10ポイント以上改善します。

③生活習慣病リスクの軽減

 高血圧や心血管疾患のリスクが20%から30%減少します

当院の特徴

1.最新の検査機器

 日本光電のSAS-2200を使用した、自宅で行う検査が可能です。病院に泊まる必要がなく、ご自宅でリラックスした環境で検査を行えます。

2.専門的な診断と治療

 経験豊富な睡眠専門医が、丁寧に診断し、最適な治療プランを提供します。

3.包括的なサポート

検査から治療、フォローアップまで一貫してサポートいたします。

さいごに

 睡眠時無呼吸症候群の早期発見と適切な治療は、健康な生活を送るために非常に重要です。お困りの症状がある方は、ぜひ当院にご相談ください。

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