目次
~内科受診の重要性とは~
「健康診断で『要再検査』って書いてあったけど、特に症状もないし大丈夫だと思って放置している」
「忙しくて病院に行く時間が取れない」
「再検査ってどうせ大したことないんじゃないの?」
このように思ったことはありませんか?
実はその放置、あなたの健康寿命に大きな影響を与えるかもしれません。今回は札幌市西区のグッドライフクリニック西町南より、「健康診断で要再検査となった際に内科受診がなぜ重要なのか」をテーマにお届けしていきます。
健康診断の有所見率は約6割以上
厚生労働省のデータによると、健康診断を受けた人のうち、約58%が何らかの異常(有所見)を指摘されています。これはつまり、2人に1人以上が再検査や精密検査の対象になっているということです。
特に多い指摘内容は以下のような生活習慣病に関連する項目です。
- 高血圧
- 高血糖(糖尿病の疑い)
- 高脂血症(LDLコレステロールなど)
- 肝機能異常(ALT・ASTなどの数値)
- 肥満(BMI値や腹囲)
多くの場合、自覚症状がほとんどないため「大丈夫だろう」と思い込んでしまいがちです。しかしその裏には、重大な疾患のリスクが潜んでいることがあります。
放置によって起こるかもしれない「未来」
再検査を受けずに放置してしまった場合、以下のようなリスクがあります。
● 高血圧の放置 ⇒ 脳卒中・心筋梗塞へ
血圧が高い状態を放置すると、血管に常に負担がかかり、脳の血管が破れる(脳出血)、心臓の血管が詰まる(心筋梗塞)といった命に関わる病気の原因になります。
● 高血糖の放置 ⇒ 糖尿病合併症へ
血糖が高いまま放置すると、目が見えにくくなる(糖尿病網膜症)、腎臓が悪くなる(糖尿病腎症)、足の感覚がなくなる(神経障害)など、進行すれば日常生活にも支障が出ます。
● 高コレステロールの放置 ⇒ 動脈硬化が進行
LDL(悪玉)コレステロールが高い状態を放置すると、血管の壁に脂質がたまり、動脈硬化が進行します。その結果、血流が悪くなり、心筋梗塞や脳梗塞の引き金となることがあります。
なぜ「症状がないのに受診が必要」なのか?
多くの生活習慣病は「サイレントキラー」と呼ばれています。これは、「症状が出るころにはすでに進行している」ことが多いためです。
たとえば、高血圧の方でも「いつもと変わらない」と感じていたのに、ある日突然「ろれつが回らない」「手が動かない」といった症状で救急搬送され、脳卒中と診断されるケースも少なくありません。
早期に内科を受診し、血液検査や必要な検査を受けることで、今後のリスクを下げる対策を取ることができます。病気を防ぐ第一歩は、「気づいた時点で受診すること」です。
どんな時に受診すべきか?目安を解説
以下のような判定が出ている方は受診を検討しましょう
| 健診結果 | 判定内容 | 推奨される行動 |
| 血圧140/90mmHg以上 | 高血圧の可能性 | 内科で定期的な血圧管理を |
| 空腹時血糖が110mg/dL以上 | 境界型糖尿病・糖尿病の疑い | 血糖管理・生活習慣の見直し |
| LDLコレステロールが140mg/dL以上 | 脂質異常症の可能性 | 食事・運動療法または薬物療法 |
| 肝機能(AST・ALT)が基準超え | 肝臓の負担や脂肪肝の可能性 | 画像検査・生活改善の確認 |
特に、「D判定」「E判定」「要再検査」と記載されていた場合は、近くの内科クリニックへの早期受診が推奨されます。
どこの病院に行けばいいの?
再検査や日常的な健康管理であれば、大病院よりも近隣の内科クリニック(診療所)が適しています。以下のようなポイントを参考にしてください。
- 通いやすい距離にあること(月1回は通院が必要な場合も)
- 生活習慣病の診療に力を入れているか
- 口コミやホームページがわかりやすく信頼できるか
当院では、血圧・コレステロール・血糖値などの再検査はもちろん、生活習慣の見直しや食事指導も丁寧に行っています。「何から始めたら良いか分からない」という方もお気軽にご相談ください。
放置しない人が“勝ち組”になる
再検査を受けて異常がなかった場合は、それで安心できます。異常があった場合は、早期発見・早期治療が可能になります。
現代医療では、生活習慣病はしっかりと管理すれば重症化を防ぐことができます。「まだ症状がないから…」ではなく、「今のうちに予防しよう」という考え方が大切です。
まとめ:健康診断の「要再検査」はチャンスです
- 要再検査の放置は、命に関わる病気のリスクを高めます
- 自覚症状がなくても、異常値は身体からの“黄色信号”
- 放置せず内科受診をすることで、予防と早期治療が可能に
- どこの病院に行けばいいか迷ったら、近所の信頼できるクリニックへ
健診結果は「異常を見つけること」が目的ではありません。未来の健康を守るための“きっかけ”です。
今年の健診結果を見返してみて、気になる項目があれば、ぜひ一度ご相談ください。
今後も週1~2回のペースで、皆さまの健康に役立つ情報を発信してまいります。



コメント