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睡眠時無呼吸

女性にも多い?更年期と睡眠時無呼吸の意外な関係

はじめに

「最近、夜中に何度も目が覚める」

「朝起きたときに頭が重い、熟睡感がない」

「いびきを指摘されたことがある」

これらの症状、ただの疲れや年齢のせいだと思っていませんか? 実は、更年期の女性に増加している「睡眠時無呼吸症候群(SAS)」が関係しているかもしれません。

今回は札幌市西区のグッドライフクリニック西町南より、 「更年期と睡眠時無呼吸の意外な関係」についてお届けします。 女性のライフステージにおける睡眠の重要性と、見過ごされがちなSASについて正しい理解を深めましょう。

更年期にSASが増える理由

女性ホルモン(エストロゲンやプロゲステロン)には、気道を開く働きや呼吸を調整する機能があります。 しかし更年期になると、これらのホルモンの分泌が急激に減少するため、上気道が狭くなりやすくなり、睡眠時の呼吸障害が起こりやすくなるのです。

閉経とホルモンの変化

  • ⬇️ エストロゲンの減少: 筋肉の緊張を維持する作用が低下 → 気道が閉じやすくなる
  • ⬇️ プロゲステロンの減少: 呼吸を促す働きが弱まり、無呼吸が増える

このように、ホルモンバランスの変化は気道や呼吸に大きく関係しています。

SASが女性に与える影響

女性の場合、SASの症状は男性と異なり、「いびき」よりも「不眠」や「疲労感」として現れることが多いため、見逃されがちです。 また、SASは単に睡眠の質を下げるだけではなく、次のような健康リスクにも関与しています。

  • ⚠️ 高血圧・動脈硬化の進行
  • ⚠️ 心筋梗塞・脳卒中のリスク上昇
  • ⚠️ うつ症状や不安感の悪化
  • ⚠️ 認知機能の低下(将来的な認知症リスク増加)

特に更年期は気分の落ち込みや体調不良が出やすい時期でもあるため、SASを放置するとこれらの症状が重なり、日常生活に大きな影響を与えます。

自分でできるチェックポイント

以下の項目に複数当てはまる方は、SASの可能性があります。 早めに医療機関への相談をおすすめします。

  • ✅ 就寝中にいびきを指摘されたことがある
  • ✅ 夜中に何度も目が覚める
  • ✅ 朝起きたときに頭が重く、熟睡感がない
  • ✅ 日中に強い眠気を感じる
  • ✅ 集中力が続かず、ミスが増えた
  • ✅ 更年期に入り、体重が増えてきた

治療の第一歩は「検査」から

SASが疑われる場合、まずは睡眠中の呼吸の状態を調べる検査を行います。 初めての方でも安心して受けられるよう、段階的な検査方法があります。

  • 🛏️ 簡易睡眠検査: 自宅でできる機器を使い、睡眠中の呼吸状態をチェック
  • 🏥 精密検査(終夜睡眠ポリグラフ): 医療機関で詳しく調べる検査

「まず調べてみたい」という方でも、気軽にご相談いただけます

治療方法と対策

睡眠時無呼吸の程度に応じて、さまざまな治療方法があります。

軽症〜中等症の場合

  • 体重管理: 肥満がある場合は減量が重要
  • 睡眠姿勢の工夫: 横向きで寝るようにする
  • 口腔内装置(マウスピース): 歯科連携で作成可能
  • 生活習慣の改善: 禁煙・禁酒、夕食の時間の見直し

重症の場合

  • 💨 CPAP(持続陽圧呼吸療法): 就寝中に専用機器を使用し気道を広げ続ける治療(保険適用可)

特にCPAP療法は、無呼吸の改善だけでなく、高血圧や心疾患の予防にも効果があるとされています。

更年期こそ「睡眠の質」を見直すタイミング

更年期はホルモンの変化により、心身ともに大きな影響を受ける時期です。 だからこそ、しっかりと「眠ること」が体調管理の要になります。

「歳だから仕方がない」

「更年期だから不調があって当然」

と考えず、睡眠の問題があれば一度ご相談ください。 見逃された睡眠時無呼吸が、日々の不調の原因かもしれません。

まとめ

  • ✔️ 睡眠時無呼吸症候群は中高年男性だけでなく、更年期女性にも多くみられる病気
  • ✔️ ホルモンバランスの変化によって、閉経後にSASのリスクが上昇
  • ✔️ 「不眠」や「疲労感」が主な症状であるため、気づかれにくい
  • ✔️ 放置すると生活習慣病や認知機能低下につながる恐れがあるため、早期発見・治療が大切

当院では簡易検査のご案内も可能です。 気になる症状があれば、お気軽にご相談ください。

院長紹介

医療法人グッドライフグループ/グッドライフクリニック西町南
理事長/院長 野呂昇平(のろしょうへい)

旭川医科大学卒業

  • 日本救急医学会 救急科専門医
  • 日本産業衛生学会 産業衛生専攻医
  • 日本脳神経外科学会 専門医
  • 日本脳神経血管内治療学会 専門医
  • 日本脳卒中学会 専門医
  • 日本医師会認定健康スポーツ医
  • 日本医師会認定産業医
  • 健康運動指導士
  • JATEC インストラクター
  • ICLS認定インストラクター

ご挨拶

グッドライフクリニック西町南の野呂昇平と申します。
脳神経外科医として多くの手術症例や研究を経て、救急科専門医として札幌孝仁会記念病院(旧北海道大野記念病院)で西区や手稲区を中心に救急症例を診てきました。
2021年8月に現在の西町南に生活習慣病や在宅医療を中心に行う「グッドライフクリニック西町南」を開業。
2024年4月より医療法人グッドライフグループを設立。同時にクリニックの拡張工事を行い、生活習慣病や肥満外来以外にも新たに一般内科や通所リハビリテーション機能を備えたクリニックとして体制を整えました。

当院の特徴

① 幅広い疾患への対応と札幌市でも少ない生活習慣病に特化した外来

外科医、救急医としての専門性を基盤にし、生活習慣病や緊急疾患に対する診療を数多く行ってきました。メディカルフィットネスを併設しており、運動と食事を中心に丁寧な外来診療を心掛けております。
電話かオンラインでの予約制のため、受付~会計まで30分以内を目標にスタッフ一同努力しております。

② 充実した在宅医療、自慢のスタッフ

当院では訪問診療だけではなく、訪問看護、訪問リハビリテーションを行っており、通院が困難な患者様に対して医療保険と介護保険を利用したサービスを提供しております。私自身も救急医として、通常の在宅医が困難な処置や急変時の対応を得意としております。
当院の在宅医療の最大の特徴は訪問リハビリテーションです。「脳卒中」「運動器」「心血管」を専門とする多くの理学療法士が所属しており、スタッフの自己研鑽によりほとんどが健康運動指導士や公認パーソナルトレーナーなどの資格を有しております。

③ 積極的な予防医学の実施

当院では一般的な健診はもちろんのこと、該当する方には、医師、保健師、管理栄養士による特定保健指導を行います。積極的支援の対象の方は、併設するメディカルフィットネスを利用し、運動食事プログラムを行います。
また産業医の活動の一環として、企業で生活習慣病を指摘された方の診察や保健指導、集団予防接種を積極的に行っております。
健康教育の普及のために地区センターへの講演会、健康運動教室も定期的に開催しております。

外来紹介

  • 生活習慣病外来
  • 肥満外来
  • 小児肥満外来
  • 睡眠時無呼吸外来
  • 禁煙外来
  • 頭痛外来
  • アレルギー外来
  • 各種ワクチン接種

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