対象者
● BMIが35以上の方
外来の特徴
当院では毎月の通院を通して、医師が食事内容を確認、指導することで継続した減量が可能となります。
正しい知識を身につけることで正しい減量を行うことができます。
併設したメディカルフィットネスクラブ『エターナルフィット』で運動療法を実践し、運動方法については在籍する医師、看護師、理学療法士、健康運動指導士が指導を行います。
当院での肥満治療
肥満の治療は「食事療法」「運動療法」となります。必要に応じて「薬物治療」を行います。
当院ではできるだけ「食事療法」「運動療法」での治療を優先し、運動療法を行うリスクが高い場合に処方を行います。減量に伴い血圧や血液検査の結果が改善するようでしたら薬の量を減らしていきます。
食事療法
減量において最も重要なことは食事療法となります。肥満の方の多くは減量を経験し、リバウンドしております。失敗の多くは知識不足や途中で断念してしまうことです。
当院では毎月の通院を通して、医師が食事内容を確認、指導することで継続した減量が可能となります。
正しい知識を身につけることで正しい減量を行うことができます。
運動療法
減量における運動療法の中心は「有酸素運動」となります。
有酸素運動とはウォーキング、自転車に乗る、ランニング、水泳などの運動を指します。
個々の状態によりますが、「運動の種類」「運動強度」「運動時間」によりおおよその消費カロリーは計算できます。医師やスタッフが患者さんに合った運動や目標を設定し、治療を行います。
当院では併設したメディカルフィットネスクラブで運動療法を実践することができます。運動方法については在籍する医師、看護師、理学療法士、健康運動指導士が指導を行います。詳細は「リンク」を参照してください。
運動の様子
薬物療法
必要に応じて処方を行います。特に安静時血圧が160/100mmHg以上の患者さんでは、運動に伴う心血管イベント、脳卒中のリスクが有意に高くなるため初診時より降圧薬を導入することがございます。また患者さん個々の状態に応じて経口糖尿病薬、漢方薬、食欲抑制薬などを組み合わせて治療を行います。
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よくある質問
Q 薬で痩せられると聞いたのですが可能ですか?
→可能ですが当院では行っておりません。近年では自由診療で使用できる減量効果の高い薬が増えております。しかし薬だけの減量は休薬に伴い必ずリバウンドするため当院では推奨しません。定期通院を通して減量に対する正しい知識を持ち、リバウンドしない人生を患者さんとともに目指しております。
Q 自由診療で効果的なダイエット向けの薬は処方できますか?
→現在のところ予定しておりません。肥満によって生活習慣病、腰痛などの整形外科疾患、睡眠時無呼吸症候群に悩んでいる患者さんを対象にするため、基本的には保険診療の範囲で治療を行います。もしご自身が生活習慣病かどうかわからない場合、当院へお問い合わせください(011-215-7789)。正しい知識を持って減量に取り組むことができれば減量できます。
Q 運動経験がほとんどないので、運動で減量できるか不安です
→肥満の方の多くは運動経験がない、もしくは以前は運動をしていたが社会人になり定期的に運動する機会を失った人が大半を占めます。そのため運動経験の有無にかかわらず正しい運動の知識がなければ急な運動により非常に怪我をしやすい状態です。当院では患者さんの状態を把握し適切な運動方法を「運動療法処方箋」として発行します。それに基づいてメディカルフィットネスで運動をしていただき安全に運動療法を行っていただきます。
Q 急に運動して心筋梗塞になったりしないですか?
→年齢や生活習慣病などによりリスク分類を行います。当院でも心電図、心臓超音波検査を行うことができ、リスクが高い方は安全に運動を行うために、トレッドミルでの運動中に心電図検査を行う「運動負荷心電図」により危険な心電図変化が出現しないかスクリーニングします。非常にリスクが高い場合は提携病院へ紹介し、心臓の血管評価を行います。