💭「インフルエンザの予防接種を受けたいけど、副反応が不安で毎年迷っている
💭「子どもや高齢の家族には打たせたいけれど、安全性は大丈夫?」
そう思われたことはありませんか?
今回は、札幌市西区にあるグッドライフクリニック西町南より「インフルエンザワクチンの安全性と副反応への対応」についてご紹介します。これから予防接種を受けようと考えている方、毎年接種を続けている方、すべての方に情報をご紹介します。
目次
インフルエンザワクチンとは?なぜ毎年接種が必要なのか
インフルエンザウイルスは毎年形を変えて流行する性質があるため、その年に流行が予想される株に合わせたワクチンが毎年製造されます。
ワクチン接種で効果が期待されること
- 発症を防ぐ
- 重症化を防ぐ
- 周囲の感染拡大を防止する
高齢者や慢性疾患をお持ちの方、小さなお子様、妊娠中の方などは特に重症化リスクが高く、厚生労働省も予防接種を強く推奨しています。
インフルエンザワクチンの副反応はどれくらいあるのか?
「副反応が怖い」という声はよく聞かれます。実際には以下のような軽度な副反応が主です。
一般的な副反応(接種後24~48時間以内に出現)
- 接種部の腫れや赤み(約10~20%)
- 軽度の発熱、倦怠感(約5~10%)
- 頭痛、筋肉痛などの全身症状(稀にある)
これらは通常数日以内に自然に改善し、治療を必要とすることはほとんどありません。
●重篤な副反応は極めてまれ●
アナフィラキシー(強いアレルギー反応)などの重篤な副反応は、発生頻度が100万回に1回未満とされています。発生が疑われた場合は迅速に医療機関で対応できるよう必要な体制を整えて接種を実施しています。
副反応が出やすい人の特徴と事前チェックポイント
以下のような方は、接種前に医師へご相談いただくことをおすすめします。
- 過去にワクチン接種で強いアレルギー症状が出たことがある
- 卵アレルギーが重度である
- 現在、発熱や急性疾患がある
- 妊娠中、または妊娠の可能性がある
※インフルエンザワクチンに含まれる成分に対する過敏症の有無を確認することが、安全な接種に繋がります。
副反応が起きたときの対応
副反応が出た場合は、慌てずに以下の対応を行ってください。
軽度の副反応(多くの方が経験します)
- 腫れや痛み:冷やす、動かしすぎない
- 微熱や倦怠感:無理せず安静にする、水分補給をしっかり行う
症状は2~3日で自然に改善することが多いとされてます。
医療機関を受診すべきサイン
- 発熱が3日以上続く
- 呼吸が苦しい、顔や喉が腫れてきた
- 発疹やじんましんが全身に出た
このような症状や強い症状の場合は、早めに医療機関へ相談や受診をご検討ください。
ワクチン接種後に気をつけること
接種当日
- 激しい運動や飲酒は避けましょう
- 入浴は可能ですが、接種部位をこすらないようにしてください
接種翌日以降
腫れや痛みが気になる場合は市販の解熱鎮痛剤(例:カロナールなど)を使用してもよいですが、自己判断で薬を飲まず医師に相談してください
「打つか迷っている」方へのアドバイス
副反応が心配で接種を迷う方も多いですが、実際にインフルエンザにかかると以下のような影響があります。
- 高熱・関節痛・倦怠感が数日続き、日常生活に大きな支障
- 高齢者や基礎疾患がある方では肺炎や入院のリスクが高い
- 家族や職場への感染拡大
副反応よりも、かかった時のリスクの方がはるかに大きいと医療現場ではその傾向があります。
当院では、接種前の問診を丁寧に行い、一人ひとりに合ったアドバイスを提供しています。
まとめ
インフルエンザワクチンの接種は、自分自身を守るだけでなく、家族や地域社会全体の健康を守ることにもつながります。
ワクチン接種について気になることがあれば、どうぞお気軽に当院へお問い合わせください。私たちは皆さまの健康を守るパートナーとしてサポートいたします。