肥満外来、生活習慣病に特化した完全予約制クリニック

オンライン予約
外来
アクセス
口コミを書く
公式LINE
Instagram
予防接種

インフルエンザ集団接種の対象・時期・注意点まとめ

「毎年インフルエンザの予防接種を受けるべきか迷う」

「集団接種はいつ、どこで受けられるの?」

「副反応が心配だけど、接種したほうがいいのだろうか」

インフルエンザは毎年冬に流行する感染症であり、高齢者や基礎疾患をお持ちの方にとっては重症化のリスクが高い疾患です。特に学校や職場、高齢者施設など人が集まる場所では「集団感染」のリスクも高まるため、個人だけでなく社会全体の予防対策として「集団接種」が非常に有効な感染対策の一つとされています。

今回は、札幌市西区のグッドライフクリニック西町南より、「インフルエンザの集団接種」について、対象となる方・接種の時期・注意点をまとめてご紹介いたします。

インフルエンザ予防接種とは?

インフルエンザウイルスは毎年少しずつ形を変えて流行します。通常の風邪と異なり、38℃以上の高熱、強い倦怠感、関節痛や筋肉痛など、全身症状が強く出るのが特徴です。特に以下のような方は重症化のリスクが高いため、予防接種の重要性が高まります。

  • 高齢者(65歳以上)
  • 乳幼児(生後6か月以上)
  • 妊婦
  • 基礎疾患をお持ちの方(糖尿病、心疾患、慢性呼吸器疾患など)
  • 高齢者施設・医療施設・保育施設などで集団生活をされている方や職員

予防接種は、感染そのものを完全に防ぐわけではありませんが、「重症化を防ぐ」「流行を拡大させない」ために非常に有効です。

集団接種とは?どんな人が対象になるのか

「集団接種」とは、主に企業や学校、高齢者施設などの団体で行われる予防接種のことを指します。個別に医療機関へ予約を取るのではなく、一括して実施することで効率的に予防ができるというメリットがあります。

集団接種の主な対象者

  • 企業の従業員
  • 小中高・大学などの学生
  • 高齢者施設の入所者・職員
  • 自治体による高齢者対象の予防接種(65歳以上)

このように、インフルエンザウイルスの感染が広がりやすい環境に身を置く方々を対象に、早期の予防策として広く行われています。

集団接種の実施時期と予約の流れ

実施時期

インフルエンザの予防接種は、毎年10月〜12月ごろに実施されることが一般的です。インフルエンザの流行は11月下旬から3月にかけてがピークとなるため、流行が始まる1か月以上前の10月~11月中に接種を済ませることが推奨されています

予約の流れ

  1. 企業・施設がクリニックと契約または申請
  2. 接種希望者の名簿作成・提出
  3. 実施日と会場の調整(院内または施設内)
  4. 問診票の配布・記入
  5. 医師による問診・接種の実施
  6. 接種後の体調管理とフォローアップ

当院では、20名以上からの集団接種のご相談を承っております。札幌市内の企業や施設に対して、出張接種も対応しておりますので、詳細はお問い合わせください。

ワクチンの効果と副反応について

ワクチンの効果

インフルエンザワクチンは「不活化ワクチン」であり、感染予防というよりは重症化予防が目的です。特に高齢者では、接種により肺炎や入院のリスクが軽減されることが報告されています。

  • 発症予防効果:約50〜60%
  • 重症化予防効果:70%以上(特に65歳以上で有効性が高い)

主な副反応

予防接種後、以下のような副反応が出る場合があります。

  • 注射部位の腫れ・赤み・痛み
  • 微熱や倦怠感(接種翌日までに多く見られる)
  • アレルギー反応(まれ)

重大な副反応(アナフィラキシー等)は極めて稀ですが、当院では接種後15〜30分は院内で様子を見ていただくようにお願いしております。

接種を避けるべきケース

以下のような方は、接種前に医師へご相談ください。

  • 明らかに発熱している(37.5℃以上)
  • 過去にワクチンで重い副反応があった方
  • 重度の卵アレルギーのある方(ワクチンに卵由来成分が含まれるため)
  • 現在重篤な急性疾患にかかっている方

ご不安な点がある場合は、予約前に医療機関で事前相談を受けることをおすすめします。

集団接種のメリット

1. 効率的な感染対策

同じ場所で一括して予防接種を行うことで、感染予防が一斉にでき、集団感染のリスクを大幅に減らすことが可能です。

2. 個別予約の手間が省ける

忙しい社会人や高齢者施設の職員・入所者にとって、個別に通院するよりも集団で一度に接種できる方が負担が少なくなります。

3. 自己負担の軽減(企業や自治体の補助あり)

企業や自治体によっては、費用の一部または全額を補助してくれる場合があり、個人の経済的負担が軽減されます。

まとめ

インフルエンザは、毎年繰り返し流行する感染症であり、予防接種は重症化を防ぐ有効な手段とされています。特に学校、企業、高齢者施設などの「集団生活の場」では、個々の対策だけでなく、集団接種の取り組みが社会全体の健康を守る鍵になります。

接種のタイミングは早めを推奨されています。7月〜8月のうちに計画を立て、スムーズに予防体制を整えましょう。

ご不明な点や集団接種のご相談がありましたら、グッドライフクリニック西町南までお気軽にご連絡ください。

関連記事

  1. 女性に多いコレステロール上昇の原因とは?更年期との関係も解説

  2. ヒートショックと転倒の予防法とは?中高年・高齢者が気をつけたいポイント

  3. 健康診断で「高血圧」と言われたら?企業健診後にすぐやるべき対応とは

Google map

PAGE TOP
PAGE TOP