皆さん、こんにちは!グッドライフクリニック西町南です。
札幌市西区にあるグッドライフクリニック西町南では健康と運動を通して、患者様がより良い生活を送るために定期的な情報発信を行っております。
本記事は一般的な情報提供を目的として、個人の診断・治療のためには医師の診察を受けることを推奨します。
はじめに

健康診断で肝機能がいつも引っかかる

以前に比べて食事の量を減らしても体重が落ちず、少しずつ増えてきた

体調は悪くないけど、肝機能が悪いとどのような問題が起きるかわからない
健康診断の有所見者の多くがコレステロール系の数値異常か肝機能異常です。
肝機能異常の多くが脂肪肝に関連しているとされており、3か月以内の内科受診が勧められます。しかし受診する医療機関によっては、医師から「これくらいなら大丈夫!」とか「減量したら良くなるから」など具体的な説明がされないことがほとんどかと思います。医師も脂肪肝については大学の講義で学びますが、実際に超音波検査を行っていない医師も多く、数値のみでしか評価してません。
どのような食事、運動をすればよいのか、どれくらい減量したら改善が期待できるのかを、伝えなければ受診した方を困らせることになります
本日は「肝機能障害を引き起こす生活習慣病とその予防策とは?」をテーマにして解説します。ぜひ最後までご覧ください!
肝機能障害とは?その重要性とリスク
肝機能障害とは、肝臓の働きが低下し、老廃物の解毒や栄養の代謝が正常に行えなくなる状態を指します。肝臓は「沈黙の臓器」とも呼ばれ、症状が現れる頃には病気が進行していることが多いため、早期の対策が重要です。
肝機能が低下すると、以下のようなリスクが生じます。
- 疲れやすさ・倦怠感
- 食欲不振や体重減少
- 皮膚や白目の黄ばみ(黄疸)
- 腹部の膨満感やむくみ
- 重症化すると肝硬変や肝がんのリスク増加
これらのリスクを回避するために、肝機能障害を引き起こす原因を理解し、適切な予防策を講じることが必要です。
肝機能障害と関連する病気
- 脂肪肝(NAFLD・NASH)
- 脂肪肝とは、肝細胞に過剰な脂肪が蓄積した状態を指します。特に 非アルコール性脂肪肝疾患(NAFLD) は、アルコールをあまり摂取しない人でも発症する脂肪肝で、食生活の乱れや運動不足、肥満などが原因とされています。
NAFLDが進行すると、一部の患者では 非アルコール性脂肪肝炎(NASH) に移行します。NASHになると肝臓に慢性的な炎症が起こり、線維化が進むことで 肝硬変 や 肝がん のリスクが高まります。

- 糖尿病との関係
- 糖尿病は 慢性的な高血糖状態 を特徴とする疾患であり、インスリンの働きが悪くなる「インスリン抵抗性」が進むことで、肝臓にも悪影響を及ぼします。
特に 2型糖尿病 の患者は 脂肪肝を合併しやすい ことが知られており、ある研究では糖尿病患者の 約50%が脂肪肝を持っている と報告されています。また、糖尿病が進行すると 肝線維化が進みやすくなる ため、NASHや肝硬変へのリスクが高まります。

- 高血圧による影響
- 高血圧は、血管に持続的な負荷をかけることで 動脈硬化を進行させる病気です。高血圧の状態が続くと、肝臓の血流が悪化し、酸素や栄養が十分に届かなくなるため、肝細胞がダメージを受けやすくなります。
さらに、高血圧は 肝硬変の悪化要因 の一つともされており、NASHや肝線維化が進んだ患者では 門脈圧亢進症 を引き起こすことがあります。

- 高脂血症(脂質異常症)との関係
- 高脂血症(脂質異常症)は、血中のコレステロールや中性脂肪が過剰になる状態を指します。脂肪の代謝を担う肝臓に大きな負担をかけ、結果として 脂肪肝を悪化させる要因 となります。
特に LDL(悪玉)コレステロールや中性脂肪の増加 は、肝細胞の機能低下を招くため、早めの対策が必要です。

- メタボリックシンドローム
- メタボリックシンドロームとは、肥満・糖尿病・高血圧・高脂血症が組み合わさった状態 を指します。これらのリスク因子が重なることで 肝機能障害の進行を加速させます。
特に 内臓脂肪の蓄積 は、NAFLDやNASHの進行を促し、肝硬変や肝がんのリスクを高めることが分かっています。

生活習慣病による肝機能障害を防ぐ方法
バランスの取れた食事を心がける
・野菜や果物を積極的に摂取
・魚や大豆食品を取り入れる
・過剰な糖質・脂質を避ける

適度な運動で肝機能を維持
・1日30分以上のウォーキング
・筋力トレーニングで基礎代謝を向上

アルコールと喫煙を控える
・アルコールは1日1杯まで
・禁煙で血流改善

ストレス管理と十分な睡眠
・ヨガや瞑想でストレス軽減
・7~8時間の睡眠を確保

定期的な健康診断の重要性
・肝機能検査(AST・ALT・γ-GTP)のチェック
・早期発見が予防の鍵

肝機能を回復・改善するための食事とサプリメント
肝臓に良い食品と栄養素
- ウコン(クルクミン)
- 大豆製品(イソフラボン)
- 緑黄色野菜(抗酸化作用)
避けるべき食品・添加物・飲み物
- 加工食品・ファストフード
- 糖分の多い飲料
肝機能をサポートすると期待されているサプリメント
- オルニチン(シジミ由来)
- ミルクシスル(シリマリン)
肝機能障害を防ぐための総合的な生活習慣改善
肝機能障害を防ぐには、 食事・運動・睡眠のバランスを整え、ストレス管理を意識し、定期的な健康診断を受ける ことが重要です。
食事の改善
- 肝臓に負担をかけるアルコールや脂質の多い食品を控え、抗酸化作用のあるビタミン豊富な野菜や果物を積極的に摂取しましょう。
特に 大豆製品(納豆・豆腐)、青魚、オリーブオイル などは肝機能を助ける食品として知られています。
また、水分をしっかりとることで、老廃物の排出を促すことも大切です。
適度な運動
- 運動不足は脂肪肝のリスクを高めるため、 ウォーキングや軽い筋トレなどを習慣化 しましょう。
有酸素運動は脂肪の燃焼を促し、筋トレは基礎代謝を上げるため、どちらも肝臓の健康維持に効果的です。
質の良い睡眠
- 睡眠中は肝臓の修復が進む時間です。寝不足が続くと、肝機能が低下しやすくなります。
就寝1時間前にはスマホを控え、リラックスした状態で眠ることを意識 しましょう。
ストレス管理
- 過剰なストレスはホルモンバランスを乱し、肝臓に負担をかけることがあります。
趣味の時間を持ったり、適度に休息を取ることで、精神的な健康も保ちましょう。
定期的な健康診断
- 肝機能の異常は自覚しにくいため、 年に1回は健康診断でAST(GOT)・ALT(GPT)・γ-GTPの数値を確認 することが大切です。
一度健康診断で異常を指摘された場合は、生活習慣病に強い医療機関を受診してください!
まとめ:肝機能を守るために今日からできること
肝機能障害を防ぐためには、 バランスの取れた食事、適度な運動、アルコール・喫煙の制限、ストレス管理、健康診断の受診 が欠かせません。肝臓は自覚症状が出にくい臓器だからこそ、日々の習慣を見直し、健康的な生活を送ることが重要です。
院長紹介
医療法人グッドライフグループ/グッドライフクリニック西町南
理事長/院長 野呂昇平(のろしょうへい)
旭川医科大学卒業
- 日本救急医学会 救急科専門医
- 日本産業衛生学会 産業衛生専攻医
- 日本脳神経外科学会 専門医
- 日本脳神経血管内治療学会 専門医
- 日本脳卒中学会 専門医
- 日本医師会認定健康スポーツ医
- 日本医師会認定産業医
- 健康運動指導士
- JATEC インストラクター
- ICLS認定インストラクター

ご挨拶
グッドライフクリニック西町南の野呂昇平と申します。
脳神経外科医として多くの手術症例や研究を経て、救急科専門医として札幌孝仁会記念病院(旧北海道大野記念病院)で西区や手稲区を中心に救急症例を診てきました。
2021年8月に現在の西町南に生活習慣病や在宅医療を中心に行う「グッドライフクリニック西町南」を開業。
2024年4月より医療法人グッドライフグループを設立。同時にクリニックの拡張工事を行い、生活習慣病や肥満外来以外にも新たに一般内科や通所リハビリテーション機能を備えたクリニックとして体制を整えました。
当院の特徴
① 幅広い疾患への対応と札幌市でも少ない生活習慣病に特化した外来
外科医、救急医としての専門性を基盤にし、生活習慣病や緊急疾患に対する診療を数多く行ってきました。メディカルフィットネスを併設しており、運動と食事を中心に丁寧な外来診療を心掛けております。
電話かオンラインでの予約制のため、受付~会計まで30分以内を目標にスタッフ一同努力しております。
② 充実した在宅医療、自慢のスタッフ
当院では訪問診療だけではなく、訪問看護、訪問リハビリテーションを行っており、通院が困難な患者様に対して医療保険と介護保険を利用したサービスを提供しております。私自身も救急医として、通常の在宅医が困難な処置や急変時の対応を得意としております。
当院の在宅医療の最大の特徴は訪問リハビリテーションです。「脳卒中」「運動器」「心血管」を専門とする多くの理学療法士が所属しており、スタッフの自己研鑽によりほとんどが健康運動指導士や公認パーソナルトレーナーなどの資格を有しております。
③ 積極的な予防医学の実施
当院では一般的な健診はもちろんのこと、該当する方には、医師、保健師、管理栄養士による特定保健指導を行います。積極的支援の対象の方は、併設するメディカルフィットネスを利用し、運動食事プログラムを行います。
また産業医の活動の一環として、企業で生活習慣病を指摘された方の診察や保健指導、集団予防接種を積極的に行っております。
健康教育の普及のために地区センターへの講演会、健康運動教室も定期的に開催しております。
外来紹介
- 生活習慣病外来
- 肥満外来
- 小児肥満外来
- 睡眠時無呼吸外来
- 禁煙外来
- 頭痛外来
- アレルギー外来
- 各種ワクチン接種

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