発熱した時はインフルエンザと新型コロナウイルスの検査をした方がいい理由
皆さん、こんにちは!グッドライフクリニック西町南です。
グッドライフクリニック西町南では健康と運動を通して、患者様がより良い生活を送るために定期的な情報発信を行っております。
はじめに
「インフルエンザが流行っているけど、どこの医療機関もいっぱいで受診するのが大変」
「熱がでたけど、周りにコロナとインフルの人がいないから原因がよくわからない」
「なぜインフルとコロナの同時の検査をしなければいけないのか」
毎年11月~3月に季節性のインフルエンザが流行します。今年は特に新型コロナウイルスも流行しており、どちらのせいで発熱しているかわからない方も多いと思います。今回は札幌市西区のグッドライフクリニック西町南より「発熱をしたときにインフルエンザと新型コロナウイルスの検査をやった方が良い理由」をテーマにお届けしていきます。ぜひご覧ください!
インフルエンザと新型コロナウイルスは症状だけでは区別がつかない
ともに呼吸器系の感染症なので、発熱、咽頭痛、咳、痰、倦怠感などがあり他のウイルス感染症と同様に区別をつけることは難しいです。
強いて言えば、インフルエンザではコロナウイルスに比較して「高熱」「関節痛・腰背部痛」「胃腸炎のような症状」がでやすい傾向があります。
医療機関を受診する前にできることは「抗原検査キットの購入」と「市販薬の備蓄」です。医療機関では通常「鼻咽頭ぬぐい液」を採取します(鼻の奥までいれる痛いやつです)。自宅で行う場合は、鼻腔か唾液での採取になるため、検出感度は下がりますが、自分と家族を守るために、検査キットがあればやってみましょう。
発熱してから最低でも半日以上経過しないと陽性が出にくいです。
当院でも「IDNOW」という高精度の検査機器がありますが、発熱して1日近く経過していたら、インフルコロナの同時検査を推奨します。
なぜ同時検査が必要なのか
一言でいうと「感染対策と治療法が変わる」からです。
インフルエンザ感染症の場合、治療薬として抗インフルエンザ薬(タミフル、イナビル、リレンザ、ゾフルーザ、ラピアクタ)があり、効果的かつ比較的安価で治療を行うことができます。抗インフルエンザ薬を使用することで、発熱期間が1-2日短縮し、罹病期間短縮、ウイルス排出の抑制などの効果があります。
また感染対策が変わってくることも重要な問題です。インフルエンザの場合、マスク、手洗い、うがいなどの一般的な飛沫感染対策を行うことで予防できますが、新型コロナウイルスの場合は違います。皆さんもいままで何度も経験したことと思いますが、インフルエンザ用の感染対策では新型コロナウイルスは予防できません。隔離が必要になり、特に同居する家族がいる方では、生活に大きな影響を与えます
どのような場合、発熱しても検査をしなくてもよいのか
インフルエンザ流行期の場合、同居する家族が検査の結果、医療機関でインフルエンザと診断された場合は、多くの医療機関で臨床的に「陽性」と判断しております(みなし陽性)。新型コロナウイルスについても同様の対応をする医療機関が多いと思います
当院でも「みなし陽性」を行っております。また、自宅で抗原検査キットを使用して陽性の場合も、陽性判定を行っておりますがお願いしていることがあります。一つは現物もしくは写真で記録を取ってください。もう一つは検査キットの空いたスペースに「名前」と「検査日」を書き込んでください。そうすることで正確に診断を行うことができます。
発熱で困ったら「オンライン予約」をお願いします
当院は「完全予約制」で発熱外来を行っております。通常の患者さんと待合室を分けており、事前に「デジスマ登録」と「クレジッドカート登録」をお願いします。受付~帰宅まで30分以内に行うように心がけており、院内での二次感染が起きないようスタッフ一同努力しております。
【当院について】
当院は患者さんの内科的治療はもちろんのこと、病気にならないようにする、処方だけに頼らない「予防医学」に注力したクリニックです。
併設したメディカルフィットネスジムと協力して、診察以外の時間も患者さん、利用者さんに付き添い、日常生活に溶け込んだ医療を提供します。
〜外来紹介〜
・生活習慣病外来
・肥満外来
・睡眠時無呼吸外来
・禁煙外来
・頭痛外来
・アレルギー外来
・各種ワクチン接種
【医師紹介】 野呂 昇平
【各種資格】
・救急科専門医
・産業衛生専攻医
・脳神経外科専門医
・脳卒中専門医
・脳血管内治療専門医
・日本医師会認定健康スポーツ医
・産業医
・健康運動指導士
・公認パーソナルトレーナー(NSCA-CSCS/CPT)
〜予約について〜
当クリニックは完全予約制です。下記ボタンより予約可能となっております。
コメント