生活習慣病とは
生活習慣病とは、日々の生活習慣が主な原因で発症する病気の総称です。主に、糖尿病、高血圧、高コレステロール血症、メタボリックシンドローム、脂肪肝などが含まれます。これらの病気は、生活習慣の改善によって予防や治療が可能です。
生活習慣病の原因
1.不適切な食事
高カロリー、高脂肪、高糖質の食事が続くと、肥満や糖尿病、高血圧などのリスクが高まります。
2.運動不足
運動不足は、肥満や心血管系疾患のリスクを増加させます。
3.喫煙
喫煙は、動脈硬化を進行させ、心筋梗塞や脳卒中のリスクを高めます。
4.過剰な飲酒
アルコールの過剰摂取は、肝疾患や高血圧の原因となります。
5.ストレス
過度なストレスは、血圧の上昇や血糖値の変動を引き起こし、生活習慣病のリスクを増加させます。
なぜ生活習慣病を放置すると良くないのか
生活習慣病を放置すると、さまざまな深刻な健康問題を引き起こすリスクが高まります。特に、心疾患(心筋梗塞や狭心症)や脳卒中(脳梗塞や脳出血)を発症する確率が上昇します。また、これらの病気は生命予後に大きな影響を与える可能性があります。
診療内容
inBodyを使用した体組成チェックを行います。必要に応じて採血や採尿を行い、合併症の疑いがあれば超音波検査や心電図検査を行います。個々の生活背景を伺い、病状を踏まえた上で食事や運動について具体的なアドバイスを行います
治療方法
生活習慣病の治療には、主に以下の3つの方法があります
1.食事療法
①バランスの良い食事
栄養バランスの取れた食事を心がけ、野菜や果物、全粒穀物、低脂肪のタンパク質を摂取します。
②塩分の制限
高血圧のリスクを減少させるために、塩分摂取を控えます。
③糖分の制限
糖尿病や肥満を予防するために、過剰な糖分摂取を避けます。
2.運動療法
①有酸素運動
ウォーキング、ジョギング、水泳などの有酸素運動を定期的に行うことで、心肺機能を向上させ、体脂肪を減少させます。
②筋力トレーニング
筋力を維持し、基礎代謝を高めるために、適度な重量を用いた筋力トレーニングを行います。
3.薬物療法
①降圧薬
高血圧をコントロールするために、医師の処方による降圧薬を使用します。
②糖尿病薬
血糖値を管理するために、インスリンや経口血糖降下薬を使用します。
③脂質異常症治療薬
コレステロール値を下げるために、スタチンやフィブラート系薬剤を使用します。
運動療法処方等の発行について
当院併設のメディカルフィットネスは、厚生労働大臣認定を受けた指定運動療法施設です。この認可を受けた施設では、医師が運動療法を行うことが適当であると判断し、運動療法処方箋に基づいて運動した場合に施設利用料が所得税の医療費控除の対象となります。
当院で医療費控除を受ける手順
①当院を受診し、運動療法処方箋をもらう
②週1回以上のトレーニングを行う
③運動療法実施証明書と領収書をもらう
④確定申告を行う
ご不明な点がございましたらお気軽にお問合せください。
さいごに
生活習慣病の治療は、患者一人ひとりに合った個別のプランが必要です。当クリニックでは、専門の医師が患者様と共に最適な治療法を考え、健康な生活を取り戻すサポートを行っています。何かご不明な点やご相談がございましたら、お気軽にお問い合わせください。