肥満外来、生活習慣病に特化した完全予約制クリニック

オンライン予約
外来
アクセス
口コミを書く
公式LINE
Instagram
肥満症

肥満外来は保険適応される?条件・費用・自由診療との違いを徹底解説

肥満症は公的な保険適用となる生活習慣病の一つと考えられ、高血圧、糖尿病、脂質異常症などの疾患を引き起こす根幹にあるものです。軽度の肥満症で、採血結果も問題ないような方であれば、当院でも積極的な減量は勧めません。しかし、50歳以上の方が慢性的な肥満症を放置していると、内科的疾患の増悪以外にも、長年の腰、膝へ負担をかけていることから比較的早い段階で日常生活に影響がでてきます。将来的にご自身やご家族への負担が大きくなる前に、早期の対応が重要です。

本日は「【2025年最新版】肥満外来は保険適用される?条件・費用・自由診療との違いを徹底解説!」をテーマに記事を作成しました。ぜひ最後までご覧ください!

肥満外来とは?目的と受診の流れ

肥満外来は、肥満によって健康リスクが高まっている方を対象に、専門的な医療サポートを提供する診療科です。一般的には内科や内分泌科、糖尿病内科などの一部として設けられており、医師や管理栄養士、運動指導士などがチームでサポートします。

受診の流れ

① 医師の診察

問診・身体測定を行います。

② 必要に応じた検査

血液検査、尿検査、心電図、胸部レントゲン、腹部エコー検査などを実施します。

③ 治療方針の決定

問診と検査結果をもとに、BMIや生活習慣病の有無を踏まえて治療方針を決定します。

④ 指導・治療開始

食事・運動の指導を行い、必要に応じて薬物治療を開始します。

⑤ フォローアップ

定期的な通院で経過を観察し、サポートします。

肥満外来の「保険適用」とは?適用される条件を詳しく解説

肥満外来を保険診療で受けるためには、いくつかの条件があります。以下のようなケースであれば、医療保険が適用されます。

● 保険適用の主な条件

  • BMIが25以上であること(日本肥満学会の基準)
  • かつ、高血圧・脂質異常症・糖尿病などの生活習慣病を合併している
  • 医師が「医学的に治療が必要」と判断した場合

単に「痩せたい」という美容的な目的では、保険は適用されません。
例えばGLP-1受容体作動薬を使ったメディカルダイエットは、基本的には自由診療となります。
当院でも自由診療での肥満外来を行っていますが、美容目的、そもそも肥満でない方は自由診療でも治療の必要性がないため、受診はできません。

● 医療保険がカバーする内容

  • 診察料
  • 血液・尿検査、腹部エコーなどの検査料
  • 管理栄養士による栄養指導(必要時)
  • 必要な処方薬(脂質異常症や高血圧薬など)

健康保険適用で一定の自己負担額となるため、無理のない治療が可能です。

保険診療と自由診療の違いとは?治療内容・費用比較

保険診療と自由診療の比較

項目 保険診療(3割負担) 自由診療(全額自己負担)
対象 医学的な肥満(生活習慣病あり) 美容目的、軽度の肥満
治療内容 食事・運動指導、内科的治療 GLP-1、脂肪溶解注射など
費用 月3,000円~5,000円程度 月2万円~5万円以上
薬の処方 保険適用の薬のみ 幅広い薬剤が選択可能
特徴 長期的・継続的な健康管理 効果重視、短期集中型が多い

自由診療では医療機関ごとに料金設定が異なり、治療内容も多様です。
医療保険は適用されないため、費用は全額自己負担になります。

保険適用される主な治療法とサポート体制

保険診療で受けられる肥満治療の具体的な内容は以下の通りです。

保険診療で受けられる肥満治療の具体例

🍽️ 食事療法

管理栄養士による個別の食事指導が可能です。カロリー制限だけでなく、食べるタイミングや栄養バランスなども指導されます。

🏃‍♂️ 運動療法

有酸素運動や筋トレなど、日常生活に取り入れやすい運動プログラムが紹介されます。一部の施設では運動指導士が指導することもあります。

当院ではメディカルフィットネス施設である「エターナルフィット」と提携しており、札幌市内に3店舗あるため、理学療法士や健康運動指導士などの公的な資格を持ったトレーナーによる食事・運動療法を受けることができます。

またフィットネス会費が「医療費控除」の対象となるケースもあり、条件を満たせば節税につながる可能性があります。

💊 薬物療法(条件付き)

生活習慣病(高血圧・糖尿病など)の治療薬は保険で処方されますが、痩身目的の薬は対象外のことが多いです。医師の判断で必要とされた場合のみ処方されます。

🔄 継続的なフォロー

月1〜2回のペースで通院し、体重や血液データの変化を確認しながら治療方針を見直していきます。長期的に取り組むことが求められます。

自分は保険適用になる?確認方法と受診のポイント

保険適用チェックリスト

「自分の場合、保険が適用されるのか?」という疑問を持つ方も多いでしょう。以下のステップで確認できます。

  • BMIが25以上ある
  • 健診で「脂質異常」「血糖値高め」と言われたことがある
  • 医師に「生活習慣病」と診断された
  • 健康への影響が不安で痩せたいと考えている

上記に当てはまる場合、まずは内科や糖尿病専門外来などでご相談ください。

受診時のポイント

✔ 健康診断の結果を持参するとスムーズ

検査値などがすぐ確認できるため、診察・判断がスピーディーになります。

✔ 初診時に「保険適用での治療を希望」と伝える

事前に伝えることで、医師との方針確認がスムーズになります。

✔ 医療機関によっては自由診療のみのケースも

受診前に「保険診療に対応しているか」を問い合わせると安心です。

まとめ

肥満外来は、医学的な理由で治療が必要とされる方が保険を使って受けられる医療サービスです。
たとえば BMIが25以上で、高血圧・糖尿病・脂質異常症などの生活習慣病がある場合、
診察・検査・栄養指導・薬の処方などが保険適用の対象になります。

一方で、「見た目を整えたい」などの美容目的のダイエットや、
GLP-1など最新薬を使ったメディカルダイエットは自由診療となり、費用は全額自己負担となります。

受診前に今の健康状態を確認し、「保険が使える内容かどうか」をチェックしてから
ご自身に合った医療機関を選ぶことがポイントです。

【当院について】

当院は患者さんの内科的治療はもちろんのこと、病気にならないようにする、処方だけに頼らない「予防医学」に注力したクリニックです。
併設したメディカルフィットネスジムと協力して、診察以外の時間も患者さん、利用者さんに付き添い、日常生活に溶け込んだ医療を提供します。

〜外来紹介〜
・生活習慣病外来
・肥満外来
・睡眠時無呼吸外来
・禁煙外来
・頭痛外来
・アレルギー外来
・各種ワクチン接種

【医師紹介】 野呂 昇平  

【各種資格】
・救急科専門医
・産業衛生専攻医
・脳神経外科専門医
・脳卒中専門医
・脳血管内治療専門医
・日本医師会認定健康スポーツ医
・産業医
・健康運動指導士
・公認パーソナルトレーナー(NSCA-CSCS/CPT)

〜予約について〜

当クリニックは完全予約制です。下記ボタンより予約可能となっております。

関連記事

PAGE TOP
PAGE TOP