目次
めまい・ふらつきの原因とは?
めまいの種類と特徴
回転性めまい
周囲や自分がグルグル回る感覚(例:メニエール病、良性発作性頭位めまい症)
浮動性めまい
フワフワしたり、足元が安定しない(例:脳卒中、脳血流低下)
失神性めまい
意識が遠のくような感覚(例:低血圧、不整脈)
ふらつきの原因となる疾患
耳の異常
内耳の障害(例:メニエール病、前庭神経炎)
脳の異常
脳梗塞、小脳の障害
血圧の変動
低血圧、起立性調節障害
筋力低下・運動不足
高齢者の筋力低下や運動不足
めまいやふらつきの原因はさまざまですが、日常生活を整えることで症状の安定につながることがあります。
めまい・ふらつきの改善につながる5つの生活習慣
規則正しい睡眠を確保する
睡眠不足は自律神経のバランスを崩し、めまいを悪化させます。
対策
- ✓ 毎日同じ時間に寝て、7〜8時間の睡眠を確保
- ✓ 寝る1時間前はスマホやテレビを控え、リラックスする
- ✓ 睡眠環境を整え、寝室を暗く静かにする
水分と塩分のバランスを意識する
脱水や塩分不足は血圧の変動を引き起こし、めまいの原因になります。
対策
- ✓ こまめな水分補給(1日1.5〜2リットルを目安)
- ✓ 塩分を適度に摂取(特に暑い時期や運動時)
- ✓ アルコールやカフェインの摂取を控えめに
軽い運動を習慣化する
運動不足は筋力低下や血流の悪化を招き、ふらつきを助長します。
対策
- ✓ 毎日軽いストレッチやウォーキングを行う
- ✓ バランスを鍛える運動(片足立ち、ヨガなど)
- ✓ 無理なく継続できる運動を選ぶ
ストレスを管理する
ストレスが自律神経のバランスに影響し、体調不良の一因となることがあります。
対策
- ✓ 深呼吸や瞑想、アロマなどリラックスできる習慣を持つ
- ✓ 仕事や家事の合間に適度な休憩を取る
- ✓ 趣味や気分転換を大切にする
食生活を見直す
栄養バランスの乱れは、めまいやふらつきの一因となることがあります。
対策
- ✓ ビタミンB群を多く含む食品(玄米、レバー、卵など)を意識する
- ✓ 鉄分を意識して摂取(赤身肉、ほうれん草など)
- ✓ カリウムを含む食品を積極的に(バナナ、芋類など)
日常生活で注意すべきポイント
急な動作を避ける
立ち上がるときや寝返りを打つときに急な動作をすると、血圧が急激に変化し、めまいを感じやすくなることがあります。
対策
- 💡 ゆっくりと立ち上がる
- 💡 朝起きるときは一度座ってから動く
安全対策を整える
めまいやふらつきが起こったときに転倒しないよう、生活環境を整えましょう。
対策
- 💡 家の中に手すりを設置する
- 💡 部屋の明るさを確保し、つまずきやすいものを片付ける
めまいが続く場合は医療機関へ
受診の目安
以下のような症状がある場合は、早めに医療機関を受診しましょう。
- 👉 めまいが頻繁に起こる
- 👉 ふらつきがひどく日常生活に支障が出る
- 👉 耳鳴りや難聴を伴う
危険なめまいのサイン
こんな症状が出たら、迷わずすぐに受診を!
- ● 手足のしびれや麻痺(脳梗塞、脳出血の可能性)
- ● ろれつが回らない(脳卒中の疑い)
- ● 激しい頭痛を伴う(脳出血、くも膜下出血の可能性)
脳梗塞と脳出血は症状が似ていることがありますが、閉塞や出血した部位によって異なります。
強いめまいがある場合は、脳の異常が関係している可能性もあるため、我慢せず早めに受診することが重要です。
まとめ|生活習慣の改善でめまい・ふらつきを軽減しよう
めまいやふらつきは、日々の生活習慣の見直しによって、症状の緩和や予防につながることが多くあります。
すぐにすべてを変える必要はありません。まずは、できることから一歩ずつ始めてみましょう。
- ▶ 規則正しい睡眠で自律神経を整える
- ▶ 水分・塩分のバランスを意識する
- ▶ 軽い運動を習慣づけて、血流やバランス感覚を保つ
- ▶ ストレスをためこまず、リラックスできる時間を持つ
- ▶ 栄養バランスを考えた食事を心がける
ただし、めまいが長く続く場合や、強い症状・不安な症状があるときは、
迷わず早めに医療機関を受診しましょう。
当院について
当院は患者さんの内科的治療はもちろんのこと、病気にならないようにする、処方だけに頼らない「予防医学」に注力したクリニックです。併設したメディカルフィットネスジムと協力して、診察以外の時間も患者さん、利用者さんに付き添い、日常生活に溶け込んだ医療を提供します。
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