肥満外来、生活習慣病に特化した完全予約制クリニック

オンライン予約
外来
アクセス
口コミを書く
公式LINE
Instagram
記事

【普段血圧が高い人は要注意!】冬になる前に高血圧の治療を始めないといけない理由

【普段血圧が高い人は要注意!】
冬になる前に高血圧の治療を始めないといけない理由

皆さん、こんにちは!グッドライフクリニック西町南です。
グッドライフクリニック西町南では健康と運動を通して、患者様がより良い生活を送るために定期的な情報発信を行っております。

はじめに

「健診で血圧が高いといわれたけど、いつ受診したらいいだろう」

「最近寒くなったせいか血圧が高い気がする」

冬になると血圧は高くなります。血圧が高くなることで体温を保ち、正常に生活を送ることができるようになりますが、色々な弊害がでてきます。

今回は札幌市西区になるグッドライフクリニック西町南より「冬になる前に高血圧の治療を始めないといけない理由」をテーマにお届けしていきます。ぜひご覧ください。

なぜ冬になると血圧が高くなるのか?

寒冷環境では体温を維持するために、血管が収縮します。これを「寒冷血管収縮」と呼び、血管が狭くなることで血流に対する抵抗が増加し、結果として血圧が上昇します。特に手足などの末梢血管が収縮することで心臓への負担が増え、全身の血圧が上がりやすくなります。

また、寒さにより交感神経の活動が活発になり、心拍数が上昇しやすくなることも血圧上昇の原因です。交感神経が優位になると、アドレナリンやノルアドレナリンといったホルモンが分泌され、心臓がより強く血液を送り出すよう促されます。これにより収縮期血圧(最高血圧)が特に高くなります。

さらに、冬は活動量が減少し、屋内での生活が中心になることが多いため、運動不足による血管の柔軟性の低下や体重増加が血圧上昇に拍車をかける可能性があります。また、塩分の多い食事を摂りがちな傾向や、寒冷地では暖房の使用に伴う乾燥が血液の粘度を高め、血流の負担を増やすことも関与します。

これらの要因が重なることで、冬季は特に高血圧のリスクが高まりやすいとされています。血圧管理には適度な運動、塩分制限、適切な室内温度の維持が重要です

血圧が高くなると何が悪いのか

個人差はありますが、血圧が160/100mmHgを超えても特に痛みもかゆくもないと思います。しかし普段血圧が高くない方が急に180/110mmHg以上の血圧になると、頭痛、嘔気、めまい、ふらつきなどが生じ、救急車で運ばれるのを目にします。血圧が高いので、何度も測定し、血圧計は腕が痛くなるほど締め付けます。その痛さと不安でさらに血圧は高くなり、一人ではどうしようもなく救急車を呼ぶことになります。救急車が到着し病院に運ばれてくることには、安心したのか多くの方は血圧が下がり症状は消失しております。

これらの症状で終われば良いのですが、血圧上昇により血管に大きな負荷がかかり血管が破れ出血を起こし、閉塞することがあります。脳の場合は「脳卒中」と呼び、心臓の血管が詰まり「心筋梗塞」になります。どちらも後遺症を起こす病気です。心機能が低下すれば簡単な労作でも息切れが強くなり、日常生活に支障がでます。脳卒中により片麻痺や感覚障害が残ることで、社会復帰は難しくなり、家族による介護が必要になります。

日常的に血圧測定をすることで自身の体調を把握することでできます。
まだ血圧計を持っていない方はこの機会に買ってみてはいかがでしょうか。

ヒートショックにご注意を!

当院では2024年12月2日「【冬のお風呂は要注意!?】ヒートショックについて」を題材にホームページにブログを投稿しております。

ヒートショックとは、急激な温度変化によって血圧が大きく変動し、心臓や血管に過度な負担がかかる現象です。
特に冬場の入浴中やその前後に起こりやすく、高齢者や持病を持つ方にとって危険な事態を引き起こします。

ヒートショックは、暖かいリビングから寒い脱衣所や浴室に移動するときに血管が急激に収縮し、血圧が急上昇することで始まります。その後、熱い湯に入ることで今度は血管が急に拡張し、血圧が急降下します。この急激な血圧の変化が心臓や脳の負担となり、心筋梗塞や脳卒中などの重大な疾患を引き起こす原因となります。

特に冬場は暖房で暖められた室内と、外気に近い温度の浴室やトイレとの温度差が大きくなりやすいため、ヒートショックのリスクが高まります。また、高齢者や高血圧、動脈硬化の持病がある方は、血管の柔軟性が低下しているため、この影響を強く受けやすいです。

対策として、浴室や脱衣所を暖めて温度差を減らすこと、湯温を41℃以下に設定すること、急な姿勢の変化を避けることが重要です。また、入浴前の水分補給や、入浴中は長時間湯船に浸からないようにするなどの工夫も有効です。ヒートショックは予防が可能な健康リスクであり、特に冬場は住環境を整え、注意深い行動を心掛けることが大切です。

まとめ

いかがだったでしょうか

高血圧は採血や画像検査では見つけることはできません。「健康診断の時だけ血圧が高かった」「直前まで動いていたから高かった」「たまに測るけど常に高い」と考えたことがある方は本当に危険です。

血圧測定は自己責任です!言い換えると自分でしっかり管理して医師に伝えれば治療可能な病気です!

まずは血圧計を買って最低1週間記録を付けてみましょう。

【当院について】

当院は患者さんの内科的治療はもちろんのこと、病気にならないようにする、処方だけに頼らない「予防医学」に注力したクリニックです。
併設したメディカルフィットネスジムと協力して、診察以外の時間も患者さん、利用者さんに付き添い、日常生活に溶け込んだ医療を提供します。

〜外来紹介〜
・生活習慣病外来
・肥満外来
・睡眠時無呼吸外来
・禁煙外来
・頭痛外来
・アレルギー外来
・各種ワクチン接種

【医師紹介】 野呂 昇平  

【各種資格】
・救急科専門医
・産業衛生専攻医
・脳神経外科専門医
・脳卒中専門医
・脳血管内治療専門医
・日本医師会認定健康スポーツ医
・産業医
・健康運動指導士
・公認パーソナルトレーナー(NSCA-CSCS/CPT)

〜予約について〜

当クリニックは完全予約制です。下記ボタンより予約可能となっております。

コメント

この記事へのコメントはありません。

関連記事

PAGE TOP
PAGE TOP